ウイルス感染症という言葉は比較的耳にする事が多い言葉かもしれません。
皆さんがおそらく最も多く耳にするウイルスと言えば「インフルエンザ」ではないでしょうか?
この他、食中毒による嘔吐下痢症状をもたらすノロウイルスやアデノウイルス・ロタウイルス。
水疱瘡や突発性発疹をもたらすヘルペスウイルス。
そして風邪や鼻炎、手足口病をもたらすピコルナウイルスなど、私たちの生活の中には多くのウイルスが存在しております。
集団感染のニュースを見かけたり、学級閉鎖などが毎年のように起こるようにウイルス感染は急速に拡大する傾向があります。
ではこのウイルスはいったいどのように広く拡大していっているのでしょうか?
実はウイルスは細菌のように自分自身で増殖していくことができません。
ウイルスそのものの大きさはとても小さく約20nm~100nm程度。
ウイルスは目的となる細胞の内部に侵入しDNA遺伝子やRNA遺伝子情報を操作することでようやく増殖を果たせるようになります。
このとても小さなウイルスの姿が初めて確認されたのは1938年の事ですから人類が把握しているウイルスの実態はまだまだ情報が乏しいと言わざる終えません。
また細菌と違い培養が難しい種類も多く存在し、免疫抗体を構築する予防接種などが行えないもの多くあり、感染してしまった場合の治療法においても決定的な治療法が見つかっていないものも多くあるのです。
尚、近代医学の大きな進展によって少しずつウイルス感染症の実態が明らかになってきている種類も出てきております。
とても身近にどこにでも存在するウイルス感染症に関する知識を学習しておくことは大切なことですね。
アデノウイルスの潜伏期間
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B型ウイルスは我々人類、ヒトからヒトへの感染経路をもつウイルスとして確認されております。A型との決定的な相違点はヒトからヒトへの感染経路しか確認されていない点…続きを見る
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結膜炎の原因となる物質やウイルス、細菌はとても幅広く、感染源となる原因ウイルスや細菌から結膜炎は大きく3種類の結膜炎に分類されます。ここではまず、3種類の結膜炎の分類について確認しておきましょう…続きを見る
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